The Hotel Neversink [Book]
The Hotel Neversink
Writer: Adam O’fallon Price
Source: Kindle(早川書房)
Price: 2,090円
★ 6.5
著者としては 2 作品目にあたる本作が、
エドガー賞受賞作品だということを
読み終わった後に知った。
タイトルに興味を惹かれて購入。
ミステリーでもないし、殺人事件を解決する
ハードボイルドな物語でもなく、緊迫感はない。
このホテルが出来た経緯、それを取り巻く家族の話と
周囲の人たちのエピソードを語りながら物語は進んでいく。
そして、各章同士が繋がってはいるのだけど、
各章はエッセイ的な記述で語られる。
後半、ホテルの経営を立て直すために、
ウッドストックの話やその出演者のことが語られる章もある。
その他、ボブ・ディラン、キャロル。キングなど、
私の好きな音楽家の名前が登場する。
著者は、この手の音楽が好きなのだろう。
本作は、私的には今ひとつに感じる内容だったが、
音楽が好きそうなことは記憶にとどめて、
今後の作品にも目を配りたいと思う。