Anthem [Book]
Anthem
Writer: Ayn Rand
Release: Evolving
Price: 1,526円
★ 7.0
Rush の Writer をこなしていた
Drummer の Neal が「自己の表現」を
この本からヒントを得て、
「西暦2112年」を作詞したと言うので
興味が湧いて本作を読んでみた。
Rush のレーベル名も
本書のタイトルから付けたのだろう。
最初の数ページは読みにくく、
苦手なタイプな作品かなと思っていたけど、
それ以降は聖書を読んでいるような感覚で読めた。
サラッと読んだけど、
一言一言の表現はかなり重たいことを言っているし、
それらの言葉の持つ意味を自分の心で消化するには、
何度も読み返すべき作品であろうと思う。
本作を読みながら、Dylan の音楽が聴いたら、
妙に本書にマッチして、心地良かった。
ちなみに、本作を読み始めてすぐに、
映画"ダイバージェント"を思い出した。
この映画もきっと本書から
インスパイアーされたのだろう。
Armored [Book]
Armored
Writer: Mark Greaney
Release: 早川書房
Price: 1,940円
★ 7.3
この作家の作品を読むのはこれが初めてだ。
物語は、それなりによくあるものですが、
下巻に入る前ぐらいから、戦闘シーンが多く、
あっという間に読了でした。
メキシコカルテルとの抗争に、
色々と題材をくっつけて
面白く仕上げていました。
音楽は、Kenny Chesney を聴きたいと言うと、
「それよりも今かかっている音楽でいい」
と言うやり取りから察すると、
著者は Kenny が嫌いなのかな(笑)。
逆に、Kenny が好きで物語に記しておきたかったのか、
そんなことも考えると物語とは関係ないけど、楽しめます。
Dark Ride [Book]
Dark Ride
Writer: Loe Berney
Release: ハーパーコリンズ・ジャパン
Price: 935円
★ 5.5
この著者の小説は初めてでしてた。
サクッと読みたくてチョイスして、サクッと読めたけど、
期待値を超える出来ではありませんでした。
若者が、ある出来事をきっかけに自分の生活や
大人としての自覚に目覚めていくというような物語ですが、
ラストも想定できてしまい(その通りでした)、
とてもがっかりな内容でした。
唯一、ハードロック好きなおばちゃんのキャラが良かった。
クラプトン、ジェフ・ベックというギタリストに
ダメ出ししているだけで、私もよしよしと思うのでした。
きっと作者も、この 2 人のギタリストが苦手なのだろう。
True Believer [Book]
True Believer
Writer: Jack Carr
Release: 早川書房
Price: 2,932円(上下巻)
★ 6.5
1 作目を読んで、
アマプラでドラマも観たのに、
本書を少し読み進めるまで、
結末を思い出せなかった。
本シリーズはすでに 6 冊 Release されており、
今年は 7 作目が出版されるようだ。
この先、翻訳本がどこまで発売されるのわからないけど、
本作は、完全決着していないので、次回作は読まないとな。
また、著者は実際 Seal にいたようで、
本作も発売される前に、軍の検閲が必要で、
消された箇所は、そのまま黒塗りになっている。
音楽は、Sturgill Simpson の話題があり私はにんまり。
著者が好きな音楽なのだろう。
上巻の流れは正直かったるいし、
なくても全然通用するし、
逆に下巻のブロットは、
たくさんの出来事があるのに、
それぞれに物取りなさ感じを受けた。
The Gatekeeper [Book]
The Thousand Crimes Of Ming Tsu [Book]
2023年総括 Book 編 [Book]
11/22/63 [Book]
11/22/63
Writer: Stephen King
Source: 文春文庫
Price: 3,006円
★ 6.5
久しぶりに King の作品を読みたくなって、
YouTube で読者のランキングなどを観て、
本書の評価が相対的に高かったので読んでみた。
タイムトラベルものでした。
この事件の 9 年後に、本作を書こうと思ったけど、
ディティールや事実関係を調査して書くには、
当時、教師の片手間に書くには難題すぎたので、
当時は書かずに、近年になって本書を書いということ。
この事件の細かいこともわかったけど、
結局はラブストーリーが主題なのだと思う。
音楽関係は、相変わらず、
私の守備範囲のアーティストが
描かれていたのでニンマリです。
デジタル本は、上中下でリリースされています。
また、すでに、全 9 話のドラマが作られ、
放映もされているようで、
このドラマをいつかは観たいなとは思います。
Sooner Or Later Everything Falls Into The sea [Book]
Sooner Or Later Everything Falls Into The sea
Writer: Sarah Pinsker
Source: 竹書房文庫
Price: 1,584円
久しぶりに短編集を読んだけど、
自分には短編は不向きだと思った作品。
冒頭の作品だけは面白かったし、
映像化して良いのではないかと思ったけど、
あとは、特に私の琴線には触れなかった。
もちろん、こういう短編集が好きな方も沢山いると思いますが、
私の趣味嗜好には合っていなかったというだけのことです。
読んでみないと分からないから本を読むのです。
今から思うと、表紙デザインからして、
私の世界ではなかったのかとも思うのです。
Bad Luck And Trouble / Lee Child [Book]
Bad Luck And Trouble
Writer: Lee Child
Source: 講談社文庫
Price: 2,200円
★ 7.0
この Reacher シリーズは、
もう 20 作品以上刊行されているらしい。
そして、翻訳されているのは、
1 作目から順番にということではないので、
私が何作品読んだかは、調べないと分からないけど、
本作は、今年にデジタルで出版された最新のものだった。
この作品との出会いは、
トム・クルーズが制作した映画が始まりだった。
このシリーズは、サクサクと読めてしまうので、
あっという間に読了。
何も読むものが見つからない時のために、
まだ読んでいない翻訳されている、
このシリーズを探しておこうと思う。