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Cinnamon And Gunpowder [Book]

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Cinnamon And Gunpowder
Writer: Eli Brown
Source: 東京創元社
Price: 1,276円
★ 6.5

タイトルが気に入ったので購入。
この意味は本作を読んでもらわないと伝えようがない。
1880年代、海賊の話です。
とあることで捕虜となった料理人は、
そこの船長に毎週日曜日に、
料理を提供しないといけない取り決めとなるが、
(日本で放映されていた「料理の鉄人」を参考にしたらしい)
船にはほとんどご馳走に仕立てる材料がない中で、
色々と考えるわけで、そこに脱走したい、戦場の人間関係、
船長が目論む作戦などなどが絡んでいくという作品。
そこそこ、楽しめました。
翻訳者も、たまたまこの作品を見つけ、
その面白さを出版会社に伝え、
こうして日本語で読めることとなりました。

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A Man Called Ove [Book]

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A Man Called Ove
Writer: Fredrik Backman
Source: ハヤカワ文庫NV
Price: 977円
★ 8.0

Tom Hank がアメリカで、
この作品をリブートしたのを知り、
公開前に読んでおこうと思い購入した。


本国スウェーデンをはじめ、世界的に
ベストセラーとなり、映画化もされており、
スウェーデンでは、5人に1人が本作を鑑賞したらしい。

内容は、よくある偏屈頑固ジジイの話。
愛妻の人に先立たれ、
目の前に引っ越してきたインド人家族と
関わりを持つようになり、
自然と本来の自分を曝け出すようになる、
なんということはないけど、いつしかはまっている。

グラン・トリノやセント・ヴィセントに登場した人物と被さる。
特に、グラン・トリノのイーストウッドの役と基本的には一緒だと思う。
あそこまでテーマが重くないので、
コメディ風味で読めるぶん、Ove の方が明るく感じる。
こうした、どこにでもあるけど、
なぜか読み進めてしまう作品だからいいんだろうな。
Ove が変わったのではなく、
読者の気持ちが変化するのだ。


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Surviver [Book]

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Surviver
Writer: Chuck Palahniuk
Source: 早川書房
Price: 546円
★ 4.0

ファイトクラブを書いている
作家ということで本作を読んでみた。

本作は 1999 年の作品で、
その時期に、この内容を書いていることには、
先見の妙がある作家だと思うけど、
読みにくい文なので、なかなかページが進まない。
(ファイトクラブを観ているので、読む前に気付くべきだった)

読み進んでいくうちに内容も
私が嫌いなテーマだと分かり
早く読み終えたかった。
結論、私の好みのタイプの作家、
作品ではありませんでした。


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Win [Book]

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Win
Writer: Harlan Coben
Release: 小学館
Price: 986円
★ 7.5

「マイロン・ボライター」シリーズの Win という
キャラクターのスピンオフ作品ということで、
私は、この作家の作品を初めて読んだのでした。

作中、マイロンという名前はずっと出てくるのですが、
いつ登場するのかと思っていたら、
本作に登場して Win と絡むわけではなく、
あくまでも、Win という人物に
スポットライトを当てた作品でした。

根本的な設定は、ブルースウェイン という感じですが、
伏線の張り方、その回収、犯人探し、色々と楽しめました。

マイロンは、Springsteen が好きなようで、
その表現のところ 2 行だけでけ、
十分ニヤリとできます。
「ブルース・スプリングスティーンが
コンサートで『ミーティング・アクロス・ザ・リヴァー』
に続いて『ジャングルランド』を歌うとそうなる。」


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総括2022年その6 / Book [Book]

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23 冊の本を読みました。
自分に課している年間 24 冊に 1 冊届かずでした。
そこそこに楽しめた作品が多かったと思います。

Hail Mary
Blacktop Wasteland
Falling Down
Where the Crawdads Sing
The Last Flight
L’Anomelie

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Black Phone [Book]

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Black Phone (20Th Century Ghosts)
Writer: Joe Hill & The Others
Release: ハーパーコリンズ・ジャパン
Price: 1,089円
★ 5.7

Joe Hill が新人の時に発売した短編集、
「20世紀の幽霊たち」を改題して再販売された。
ただし、新たに短編が追加されたり、
最初に販売した時には、
表題の Black Phone の最終章を全てカットした形でしたが、
今回の発売に合わせ、最終章が読めるようになっていたり、
この短編集の完全版は、日本で発売されたこの形しかないそうです。

まだ、キングの息子として世間に知られていない頃の
出版ではあったけど、世の中では、この短編集は絶賛されたらしい。

以前に紹介した父の文章の書き方を読めば、
息子が、Black Phone の内容を
極限まで削除したことには頷ける。

しかし本作で、私は短編集を読む難しさを知った。
短い文章で、急に現実離れした話に展開することについていけない。
集中して読んでいても、いつからこんな展開になったのか、
急に意味不明のことになるので、頭がついていかないのです。

そもそもが、あり得ない話を短編で書いているので、
想像力を働かせないといけないのだ。
そこに短編集の魅力があるのだと思う。

巷では絶賛されている短編集ではあるけど、私的には、
本作に収められている作品で面白いと思えたものはなかった。
映画化された Black Phone でさえ、
映画の出来が良かったので、
原作にはあまり魅力を感じなかった。

しかし、Grateful Dead という言葉が一箇所書かれていたから、
私のコレクションには名を連なることになる。




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On Writing A Memoir of The Craft [Book]

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On Writing A Memoir of The Craft
Writer: Stephen King
Release: 小学館文庫
Price: 792円
★ 6.5

自分は作家になるつもりもないけど、
たまたま、見つけた本だけど、
King がどのように自分の作品に
取り組んでいるのかを
知りたいと思い読んでみた。

結果、自分が文章を書く際に役立つことも発見できたし、
こういうこだわりで作品を書いてるのだと知り、
次回、彼の作品を読む際には、
違う視点から作品を読めるなと思うのです。
しかし、彼は本当に書くことが好きなんだな
と実感できる本でした。



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Vertical Run [Book]

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Vertical Run
Writer: Joseph Garber
Release: 扶桑社
Price: 1,841円
★ 6.8

95 年の作品で再発されたようだ。
続編の話もあったが著者は、
すでに帰らぬ人になっているので続編なし。
また、当時、ワーナーが版権を買い取ったらしいが、
映像もお蔵入りになったそうです。

物語は、ダイハードやランボーの
二番煎じ的なところがあるので、
映像化もなかったのかなと想像する。

当時のラストは結局、削除されたようたけど、
今回の再発では、そのラストが使われており、
この終わり方だと続編に繋がられるのだ。

続編の冒頭にそのラストを持ってきても
続編はできるのだけど、
まあ、いいんじゃないかな。
娯楽作して読むには楽しめます。




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T for Me [Book]

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T for Me
Writer: Peter Barakan
Release: 駒草出版
Price: 2,200円

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中身を見ずに Amazonでついポチしてしまった。
内容はダメダメ。
音楽の趣味は近いけど、
T-Shirt の好みは全く合わない。
当然、それは否定しないので、
こういう本は中身を見てから買えと自分に言い聞かせた。

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↑ これは作ったけど売り物じゃないそうです。

Dead Tee はみんな持っているので資料にもならんかった。
こんな程度で出版してもらえるなら、
どこかの出版会社さん、
私の所有 Tee で本を作ってくれませんか。


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Maria Beetle [Book]

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Maria Beetle
Writer: 伊坂 幸太郎
Release: KADOKAWA
Price: 356円
★ 6.5

本書を読んだ理由は、
映画(ブレットトレイン)と比較して原作と違いすぎる、
いや、原作にほぼ忠実だと言っている方々がいたので、
自分でも読んでみた(この著者の作品を読んだのはこれが初めて)。
ちなみ、私は通常、読んでから観るタイプのです。

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結論、ほぼ原作に忠実です。
登場自分のバックグランドを
細かく描き群像物になっている本書ですが、
映画は 2 時間枠なので、
そこまでは描ききていないけど、
コンパクトに登場人物を描けていたと思う。

細かい点を言ったら、原作と映画はちょこちょこ違うけど、
許せる範囲だし、巧くまとめているし、
逆に原作では使いきれなかった伏線の小道具も
巧く使ったりしているし、
ラストは映画の方が断然にスカッとした。
原作のラストには正直ガッカリしました。

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