Jeff Tweedy / Love Is The King

Jeff Tweedy
Title: Love Is The King
Produce: Jeff Tweedy & Tom Schick
Recoded: THE LOFT, Chicago,IL
Cover Photography: Robert Capa
★ 7.5

Wilco の　Jeff Tweedyのソロアルバム。
これがソロ 3 作目ぐらいかな。

10 月に配信先行でリリースされ、
昨年、Rolling Stone 誌 の Best 50
に入る評価をされていた記憶があります。

2021年に入りようやく CD と LP をリリース。
息子 2 人 ( Drum、Organ、Harmony、Percussion )
とスタジオに入り、1 日 1 曲を仕上げるペースで制作した。

ロックダウン下、
創造性の心地良さを感じながら、
家族の落ち着きを得ようとしたことから
本作が生まれたとのこと。



この中の 1 曲、Gwendolyn の MV は、
曲を歌う Jeff の口元がエルヴィス・コステロや
ノラ・ジョーンズや彼の息子たちなど
様々な人物の口元に置き換わる映像で、
ユーモアは感じるけど、
あまりじっくり観たくない映像でした。

不安の日常を過ごしながらも
落ち着きがある安心できるサウンドは、
Jeff の人柄によるものなのでしょう。

個人的には、Wilco のサウンドよりも
Jeff のソロ作品の方が、肌に合うようです。

Super Bowl 55

ご贔屓の Packers はバッカニアーズに敗退。
負け惜しみになってしまうが、勝てた試合だった。

別にトム・ブライディのことを
好きでも嫌いでもないけど、
40 歳を超えて、初移籍1年目で、
これまでになかった Super Bowl 開催地のチームを
Super Bowl まで連れていってしまったことは
未来永劫語り継がれるのだろう。

しかし、会場名物の得点した時に
鳴らされるあの大砲の出番は、
試合開始の時だけで、
あとは、試合に勝たないと鳴らない。

相手は ２ 連覇を目指すチーフス。
バッカニアーズが勝てば、今シーズンは、
NHL でスタンレーカップを制したライトニングに続き、
タンパベイは、アメリカ 4 大スポーツの２つを制して　
LA (Dodgers、Lakers) に並ぶわけだ。

気持ち的には横浜に住んでいた
マホームズを応援しよう。

最近のハーフタイムショーには全く
興味が湧かない。
今年も Weekend とかいうグループで、
私には、まさに休憩時間だ。

Jimmy Carter: Rock & Roll President

Jimmy Carter: Rock & Roll President
Director: Mary Wharton
Writer: Bill Flanagan
Stars: Madeleine Albright, Tom Beard, Bono
Runtime: 1h35min
★ 8.5

第 39 代アメリカ合衆国大統領ジミー・カーター。
リベラルな姿勢を貫く彼は、同時に大の音楽好きで、
大統領在任時の1978年にホワイトハウスに
ミュージシャンを招いてコンサートを開いた最初の大統領です。
(このへんの映像をもっと観たかったけど、公開されたものは
とても貴重な映像だと思います)



「アメリカを団結させるものの一つが、僕らが共有し愛する音楽だ」
と語る彼は、96 歳となった現在も幅広いジャンルの
アーティストたちとの交流を続けている。

そんな Rock & Roll President
Jimmy Carter の音楽への情熱と、
Bob Dylan、Wilile Nelson、ABB、
Jimmy Buffettら著名ミュージシャンたちとの
交友関係にスポットを当てたドキュメンタリー。

音楽が文化として深く根付くアメリカの一面を知る、
興味深いドキュメンタリーでした。

流れる映像、それぞれのミュージシャンのコメント
全てが貴重な映像だと思います。



Dylan が政治家を語るなんてすごい。
Jimmy のことをレイナードスキナード
の"Simple Man"のような人だと例えていたり、
Garth は、私が死ぬまで、私の大統領は Jimmy だという。

就任式に、ジョン・ウェイン(共和党)が登場し、
周囲を驚かせたけど、パナマ運河が開通されたのは、
ジョン・ウェインが Jimmy に協力したからだそうだ。
(チャリー・ダイエルズも共和党だけど、
Jimmy に頼まれて Live をしている)

そして、ドラッグ問題で Gregg Allman が窮地に
立たされた時にも、Jimmy は自分を Back Up してくれた
恩義を忘れず、見放さず、Gregg を助けたのだ。

当時、地方ジョージア州出身の議員が大統領になるなんて
考えられなかったが、黒人社会で育った
彼は人種差別のないアメリカを音楽という力と
南部のミュージシャンの力を借りて実現したのだ。



彼が大統領を務めた4年間、
ミサイルは1発も発射されなかった。

大統領は一期で終わってしまったが、
未だに社会貢献している彼の姿は神々しく見える。

The Hotel Neversink

The Hotel Neversink
Writer: Adam O’fallon Price
Source: Kindle(早川書房)
Price: 2,090円
★ 6.5

著者としては 2 作品目にあたる本作が、
エドガー賞受賞作品だということを
読み終わった後に知った。

タイトルに興味を惹かれて購入。
ミステリーでもないし、殺人事件を解決する
ハードボイルドな物語でもなく、緊迫感はない。

このホテルが出来た経緯、それを取り巻く家族の話と
周囲の人たちのエピソードを語りながら物語は進んでいく。
そして、各章同士が繋がってはいるのだけど、
各章はエッセイ的な記述で語られる。

後半、ホテルの経営を立て直すために、
ウッドストックの話やその出演者のことが語られる章もある。
その他、ボブ・ディラン、キャロル。キングなど、
私の好きな音楽家の名前が登場する。

著者は、この手の音楽が好きなのだろう。
本作は、私的には今ひとつに感じる内容だったが、
音楽が好きそうなことは記憶にとどめて、
今後の作品にも目を配りたいと思う。

Reggie Young / Session Guitar Star

Reggie Young
Title: Session Guitar Star
Compilation: Bob Dunham & Reggie Young
Mastered: Duncan Cowell
Front Cover Photo: Reggie Young
★ 6.9

Memphis, Nashville 界隈で
最も求められたギタリスト、
Reggie Young がギターを弾いている曲
を集めたコンピレーションアルバム。

昨日紹介した
Eddie Hinton の CD を見つけた時に、
これも目に入り一緒に購入しました。

本作も UK の ACE がリリースした 1 枚で、
この会社、とても良い仕事していると思います。



J.J.Cale の Cocaine、Dobie Gray の Drift Away、
Highwayman などの曲が収録されており
昨日の Eddie といい、本作といい、
タランティーノのサントラに使えそうな曲が多く、
自分なりの新たな発見があり、
楽しませてもらっています。

Eddie Hinton / Cover Me The Eddie Hinton Songbook

Eddie Hinton
Title: Cover Me The Eddie Hinton Songbook
Compilation & Notes: Tony Rounce
Front Cover Photo: David Hood
★ 6.8

昨日、紹介した Swampers
を購入する際に関連作品で見つけました。

2018 年リリース。
主にフェイムスタジオ以外の
マッスルショールズの
スタジオでセッションギタリストをしていました。

60 年代末から 70 年代にかけて活躍し、
のちに Hinton 本人が歌う作品は、
南部の Soul Fan に注目されました。

本作は、彼の作曲を多くの歌手や
グループが取り上げた曲を集めた
Compilation を UK の ACE (懐メロ的なものが得意)
がリリースしたものです。

佳曲が多く、
1 曲目の Dusty Springfield の Breakfast in Bed 、
3 曲目の Cover Me などは有名だと思います。



その他にも Bobby Womack、Tony Joe white、Cher、
ABB(アワーグラス)という有名どころへも曲を提供しています。

最近の流行りの音楽よりも、
私は、こういうコンピを聴いている方が楽しいし、
心が落ち着きます。

The Swampers / Muscle Shoals Has Got The Swampers

The Swampers
Title: Muscle Shoals Has Got The Swampers
Recoded: Muscle Shoals Studio
Source: MP3 DL (Amazon)
Price: 1,600円
★ 7.8

Member
Barry Beckett (keyboards)
Roger Hawkins (drums)
David Hood (bass)
Jimmy Johnson (guitar)
( Bass の David の息子は、Drive-by Truckersのメンバー、
そこに参加したJason Isabell は Muscle Shoals の専属 SSW )

Swamp 好きには有名な
Muscle Shoals Rhythm Section の
ニックネームとして知られる
The Swampers の音源です。

Muscle Shoals については、
これまでもこのブログで色々とスタジオのこと
や作品を扱ってきました。

今回は、The Swampers が演奏した
未発表音源を集めた作品集で、
収録曲の大半は 69 年から 78 年の間に
Muscle ShoalsSound Studioでレコーディングされもので、
残りのは The Swampers のセカンドスタジオで
90 年代にレコーディングされた楽曲のようです。

The Swampers の音は、
TOTO のプロフェショナルな音とはまた違い、
巧いけど味わいがあり、柔らかなサウンド。

今回収録された曲は、総じて良い曲でしたが、
中には、こんなものかなという曲もありました。

The Section とかもそうですが、
この手のスタジオミュージシャンの
作品はつまらないという
私なりの持論がありますが、
本作はいい意味で、それを裏切ってくれ、
私にとっては満足のいく演奏でした。


01. Swampers
02. Muscle Shoals Malmo Express
03. Whiplash
04. MSS Down By The River
05. Pete’s Song
06. Don’t Bug Me Johnson
07. Muscle Shoals
08. Backporch Soul
09. Cruisin’ Jackson Highway
10. What Goes Around Comes Around
11. 3614 Jam
12. Eddy’s Place
13. Inner Tube
14. Sunday Morning R&B

Phish / 1993.08.17.

Phish
Date: 1993.08.17
Venue: Memorial Hall,Kansas City, KS
Recorded by Paul Languedoc
Mastered by Fred Kevorkian
Post-Production by Kevin Shapiro
Recorded by Paul Languedoc to DAT and mastered by Fred Kevorkian.
Source: LivePhish (MP3)
Price: $9.95
★ 7.8

今年最初の Archive。
今年もツアーはやれそうにないから、
Archive 発売は多くなりそうだ。

初期の音源なので、
Opner の Wilson も今の演奏とは違う。

2001 は短い演奏ですが、
Trey のミスが 2 箇所あり、
まだまだ荒削りな印象を受ける。

しかし、この日の YEM の演奏は、
中々なもので、その後に、
Prince の Purple Rain をカバーしています。

昔は、テープトレードで入手していた
これらの音源を official release してくれることに感謝です。
( でもトレードが少なくなり、
Phan 同士の繋がりがなくなってしまうのも悲しい )


NOTES
On August 17, 1993 Phish returned to Memorial Hall in Kansas City,
Kansas for the second time that year.
Also known as Soldiers and Sailors Memorial Building,
the venue is a historic 3,500 capacity auditorium
that hosted three Phish shows along with
everything from basketball to roller derby and professional wrestling.
Kansas City was the last stop before heading out to Colorado
and points west for the last six shows of the tour.
The band was experimenting with “Including Your Own Hey”
listening exercises amidst a groundbreaking summer
and the results were palpable.
In Kansas City after a memorable St. Louis show (released as St. Louis ’93)
Phish took just about every song for a creative ride.

Set one kicked off with Wilson > Llama,
introducing the first of this show’s multiple micro-jams
during Wilson and a reprise of the “Wilson” vocals in Llama.
A standout Divided Sky led to the only Weigh > Maze
pairing to-date followed by Fluffhead > Fast Enough For You
and the then-common bluegrass spiritual Daniel Saw The Stone.
Set two soared, from the must-hear 2001 > David Bowie opener
(the first such combination) to The Horse played on acoustic guitar
with a unique David Bowie mashup.
You Enjoy Myself went deep,
ending in an Ob La Di, Ob La Da vocal jam while
the encore paired the unamplified a cappella Memories with
Jimi Hendrix’s Fire – a reminder that summer ‘93 was packed with both.

Set List
Soundcheck: Jam -> Shock The Monkey -> In Memory of Elizabeth Reed Jam
Set I: Wilson > Llama, Guelah Papyrus[1], Divided Sky, Weigh > Maze,
Fluffhead, Fast Enough for You, Daniel Saw the Stone
Set II: Also Sprach Zarathustra > David Bowie, The Horse[2] >
Silent in the Morning > Rift, Suzy Greenberg, You Enjoy Myself >
Purple Rain > Hold Your Head Up, My Sweet One, Cavern
Enc: Memories[3], Fire
[1] Oom Pa Pa signal.
[2] Trey on acoustic guitar.
[3] Without microphones.

•The Horse had Trey on acoustic guitar and included a David Bowie tease
•You Enjoy Myself vocal jam included elements of Ob-La-Di, Ob-La-Do