Le salaire de la peur (The Wages Of Fear) [Movie]
Le salaire de la peur (The Wages Of Fear)
Director: Julien Leclercq
Writers: Hamid Hlioua, Julien Leclercq
Stars: Sofiane Zermani, Alban Lenoir, Joseph Beddelem
Runtime: 1h44min
★ 6.3
1953 年にアンリ=ジョルジュ・クルーゾーが
制作した"The Wages Of Fear"、
母親が、この映画は怖かった、
手に汗握ったと私に言ったことを今でも覚えている。
その後、77 年にウィリアム・フリードキン監督が
ロイ・シャイダーを主演として
リメイクした作品を私は映画館で観たt@、
フリードキン作品は、完全版があるのだが、
それを観る機会がなくまで観ていないが、
3 度目となるリメイクが、Netflix で制作された。
現代版にアレンジされており、
ニトログリセリンとの戦いよりも、
それを拒む敵との戦いに終始してしまっているのが残念。
あの有名なシーンも、今回は・・・。
そういう意味では、恐怖には程遠いけど、
自宅で観るには十分なリメイクでした。
The Iron Claw [Movie]
The Iron Claw
Director: Sean Durkin Writer: Sean Durkin
Stars: Zac Efron, Jeremy Allen White, Harris Dickinson
Runtime: 2h12min
★ 5.5
今年楽しみにしていた 1 本でしたが残念な内容でした。
私が最初に観たプロレス興行は、
親父に連れられて行った横浜文化体育館で、
馬場 VS フリッツ・フォン・エリックとのタッグマッチ戦。
Iron Claw を決められた馬場の額から大量の出血。
生の血をあれほど大量に見たのも人生初めてでした。
(ちなみに、お袋が"テレビに映ったよ"と言ってましたが、
まだ Video などない時代)
皆さんもご存知の通り呪われた家族と言われ、
彼の子どもは次男を除き、みんな若くして亡くなった。
長男は 5 歳ごろに感電死、3 人は自殺、
1 人は日本のホテルで腸が破裂して亡くなったとされているが、
オーバードースだったという有力な説もある。
本作で語られた全てのエピソードが中途半端でした。
晩年、エリックは奥さんにも離婚されたけど、
1番辛かったのは、奥さんではないでしょうか。
いくら兄弟愛を描いた作品としても、
もう少し、母親の視点から表現されるべきだ。
唯一、音楽は Tom Petty が流れいい感じ、
次にBlue Oyster Cult、
仕上げは Rush でまさに私好みでした。
五男は Band をやっていたけど、
その部屋には Tom と Rush の Poster
が貼られていました。
気付けば、本作も A24 の作品ということで、
私には馴染めない作品となってしまった。
そして久しぶりに遠征した川崎の東宝、
座席 Suck、最低で、
1 時間座ったらお尻が痛くてたまらない。
しかも本作は 2 時間超えの上映時間、
お尻の痛みに耐えるのも大変、
今の時代にこんな座席があるのかよ。
もう、観たい作品があっても東宝には行かない。
The Hitcher [Movie]
The Hitcher
Director: Robert Harmon
Writer: Eric Red
Stars: Rutger Hauer, C. Thomas Howell, Jennifer Jason Leigh
Source: Amazon Prime Video
Runtime: 1h37min
★ 7,0
観るものが見つからず、
何の気なしに観たら意外に面白かった。
物語の根底にあるのは”激突”なのかもしれない。
本作は、トラックの代わりを人間が果たしている。
犯人のこの行動の動機は分からないが、
理由のない殺人もあるのです。
その辺は細かく語られず、
ちょっかいを出された青年が
それに立ち向かう羽目になるという作品でした。
Ghostbusters: Frozen Empire [Movie]
Ghostbusters: Frozen Empire
Director: Gil Kenan
Writers: Gil Kenan, Jason Reitman, Ivan Reitman
Stars: Paul Rudd, Carrie Coon, Finn Wolfhard
Runtime: 1h55min
★ 6.0
オッペンハイマーに続き、
量子物理学の作品を続けて観たことになる(笑)。
前作から 2 年、1 作目のエンドロールからの流れで
続編を制作となりました。
しかし、前作と監督が違うので、映像の雰囲気も違う。
私は、前作の映像の方が好みでした。
まあ、コメディ作品だと考えているので、
気軽にドタバタ、
そこそこの迫力で観せてくれればそれでいい。
オリジナル 1 作目の事務所も復活して懐かしい。
高望みはしていないので、
2 時間、そこそこに楽しみました。
Oppenheimer [Movie]
Oppenheimer
Director: Christopher Nolan
Writers: Christopher Nolan, Kai Bird, Martin Sherwin
Stars: Cillian Murphy, Emily Blunt, Matt Damon
Source: IMAX
Runtime: 3h R15+
★ 6.5
原子爆弾を開発した Oppenheimer と
原子力委員会議長の Lewis Strauss、
この 2 人の人間を主観を描いた作品。
Oppenheimer の主観はカラーで、
Strauss の主観はモノクロになっているので、
その点はわかりやすい。
Oppenheimer の主観を描く意味は、
観客を自己批判させることだったのだと思う。
しかし、彼の嫌な点などを盛り込むことで、
彼に傾倒することがないように工夫している。
私も、彼に似ているところがある。
一言余計なことを言ってしまう(口は災いの元)、
先を考えずに行動してしまう、
瞬間的に人を見下してしまう傾向にあるなどで、
Oppenheimer という人の性格が
今回、私にとって反面教師となったと思う。
ソ連のスパイ疑惑を受けた Oppenheimer は、
聴聞会で追及を受け、 1959 年にその事件の
公聴会が開かれる、このシーンと Oppenheimer が
原子爆弾を開発するまでのエビソードをテンポよく描いているけど、
正直にラスト 1 時間の公聴会は長すぎると感じた。
確かに原爆を作ったのは Oppenheimer だが、
Nolan はそのことに視点を当てるのではなく、
あくまで Oppenheimer というキャラクターを巧く用いて、
観客に自己批判させることが本作のテーマであると思う。
IMAX で観ることは、音響の効果は感じるが、
映像的には不満であり、Dune 2 には及ばない。
また、会話の作品である本作は、
3 時間字幕を読み続けることになる。
もう字幕を読みたくないと思ったのは、
映画人生で初めてだ。
Mea Culpa [Movie]
Mea Culpa
Director: Tyler Perry
Writer: Tyler Perry
Stars: Kelly Rowland, Trevante Rhodes, Nick Sagar
Source: Netflix
Runtime: 2h
★ 6.3
Tyler Perry、役者として評価されている
彼が制作した作品です。
Mea を観ているだけで、
いいんじゃないかな(笑)。
いくらなんでも後半のあのシーンはないでしょ。
結末に向けては急ぎ過ぎ。
前半のどうでもいいシーンを削り
もう少し丁寧な展開を見せて欲しかった。
まあ、巷の評価は低いけど、
それほどつまらなくもないです。
Three - Body [Movie]
Three - Body
Stars: Luyi Zhang, Hewei Yu, Yongjian Lin
Source: Netflix, TV Drama
Runtime: 50min 8 Stories
★ 5.5
巷で小説も話題になっていたので、
どんなものかと観てみたけど、
これはまだ第 1 章のためか、
プロローグのようなもなのだろう。
説明ばかりで、ちっとも面白くない。
あと 2 シーズン観るのもかったるいけど、
最後まで観ないと正しい評価はできないので
我慢して観る予定ですが、
まだ正式には制作が決まっていないようだ。
頭の悪い私は物理や科学に弱いから
原作を読むつもりはなく、
映像で観れば十分なのですが、
その映像もイマイチで、全然すごくないのだ。
Road House [Movie]
Road House
Director: Doug Liman
Writers: Anthony Bagarozzi, Chuck Mondry, R. Lance Hill
Stars: Jake Gyllenhaal, Daniela Melchior, Conor McGregor
Source: Amazon Prime Video
Runtime: 2h1min
★ 7.0
Amazon オリジナル作品。
Patrick Swayze が主演を
務めた”Road House”のリメイク。
設定がフロリダキーズで、
オリジナルとは違いロケーションが最高だし、
海での格闘や美しいシーンが良い。
また、UFC を絡めた格闘シーンも
何箇所も散りばめられており
見所を分散させて楽しましてくれた。
Jake Gyllenhaal は、厳しい Work Out で
この肉体を作り上げ、こんなにタフな役を
こなしたのだと感心させられた。
音楽は、店で生バンドが奏でる音が多いですが、
(ステージ前に金網が張ってあるのは、
Blues Brothers を思い出した)
BGM で流れた曲で知っていたのは、
Sandman だけでした。
The Whale [Movie]
The Whale
Director: Darren Aronofsky
Writer: Samuel D. Hunter
Stars: Brendan Fraser, Sadie Sink, Ty Simpkins
Source: Wowow
Runtime: 1h57min
★ 6.5
昨年のアカデミー賞主演男優賞を獲得した作品。
近年は、こうしたシリアスな作品を観なくなった。
それは、手を替え品を替えても、結局、
結論は大抵、どの作品も大した違いはないからだ。
本作は、父親と娘との絆の話で、
エッセイを通して関係を修復しようとするけど、
特段変わったことはやっていない。
物語は父親の部屋だけで完結し、登場人物は 6 人。
父親の肥満体と同性愛、玄関の陰と陽の手法で進む。
観終えてすっきりとしないこの手の作品より、
中身がなくても爽快でスカッとする活劇を
求めているのだと思いながらも、
映画が好きな私は、また、
この手の作品も観てしまうのであろうと思うのである。
The Gentleman [Movie]
The Gentleman
Creator: Guy Ritchie
Stars: Theo James, Kaya Scodelario, Daniel Ings
Source: Netflix
Runtime: 8 Stories
★ 6.9
2019年に Guy Ritchie が
Matthew McConaughey 主演で
映画化しているけど、
本作も Guy Ritchie の制作である。
2 日に分けて鑑賞しましたが、
あっいう間に観終わった。
この作品は、悪党同士の駆け引きが魅力ですが、
ピンチになっても緊張感がなく、
ハラハラドキドキしない。
ある意味コメディ的な様相で語られているので、
万人には観やすいかもしれないが、
そういう意味では物足りない。
それでも、8 話で主人公が伯爵になり、
裏社会の運営に手を染めていく様が
テンポ良く描かれていた。