Vangelis / そしてイタキの旅へ

Vangelis そしてイタキの旅へ
Runtime: 2h15min
★ 7.5

2020 年に制作れた documentary。
昨年亡くなったしまったことを機に、
Wowow が翻訳して公開してくれました。

炎のランナー、南極物語、ブレードランナー、
John Anderson との作品は知っていたが、
Vangelis の人となりは、
このドキュメンタリーを観るまで知らなかった。
ギリシャ人で、3 歳頃にはピアノの前に座り、
その時から、本能と直感で作曲をしている。
70 年代のライヴがほとんどが即興演奏であり、
この作編曲方法を彼自身
「自然発生的音楽 = Spontaneous Music」と言っています。

サントラも頼まれると、
その場で映像を観なが即興で作ってしまう。
もうこれは生まれ持った感性、才能であり、
こうした感覚が、宇宙と繋がっていると考えるのも不思議ではない。
お金儲けは全く考えておらず、純粋に音楽と宇宙が好きなだけであり、
コックピットのような部屋にひとりで全てを演奏できる
Digital シンセサイザーを整備しており、
1人でオーケストラ作品を作り出している。

断り続けた本人が描いている絵画も一般公開されると
巷の評価は高いものの、一切、絵画は売らなかったそうだ。
彼の音楽はジャンル不問であり、本人もお店で自分のコーナーが
映画音楽 > New Age などの箱に入れいくことに苦笑いしていた。
それほど、彼の音楽は直感的な作品なのだと思う。