Jack Johnson / To The Sea [Music]
ドノヴァンに続き、ジャックも新作到着。
タイトルからして、彼らしいですよね。
1 曲目は、これまでより少しエッジが効いたギターリフで
始まりますが、メロディーラインと、ジャックの声が響けば
これまでと変わらない安堵感が広がります。
今作は、本人曰く、曲をグラフ化して、その目盛りを比較して
曲を並べたそうで、これまでより起伏に富んだ流れになっています。
前作をレーコーディングしている時に、父親が癌で闘病生活
を送っていたそうで、その話を聴くと、前作は「陰」の
響きがあったのかなと思えるし、今作は逆に 3 人目の子ども誕生した
ということもあって「陽」の響きに聴こえてくるから不思議なものです。
また、前作よりもエレクトリックギターを巧く使い始めた印象があります。
G.Love のハーモニカ、Zack のアコーディオンなども
効果的に挿入されており、相変わらず、和みモード全快です。
また、ポーラ・フーガとのデュエット曲も、
カントリーロードよりも良い仕上がりだと思います。
そして、ラストは父親とジャックの曲ということで、
前作のエンジェルに通じるメローな素敵な曲に仕上がっています。
ボーナストラックは、横浜赤レンガ倉庫でのライブが
1 曲収録されています(日本盤のみ)。
この録音がまた臨場感があってとても良い響きでした。
丸ごと 1 公演ライブ盤をリリースしてくれ。
今作をライブでどのように演奏していくのかにも興味が湧いています。
なぜだか、ジャックのライブに行くのが癖になってしまった私。
アメリカツアーが終わった秋口ぐらいに来日して欲しいものです。
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